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燃えよムチ

馬を見る目はありますが人を見る目はありません

ダノンシャンティ引退とフジキセキ後継 

先月の大阪杯後、屈腱炎を発症し
休養に入ったダノンシャンティ号の引退が決まったそうである。

スポニチ
  ダノンシャンティ現役引退!種牡馬入りへ

フジキセキ産駒のダノンシャンティ
先年のNHKマイルCのパフォーマンスは非常に高く評価するが
良き後継種牡馬となれるかと言われると、さてどうだろうか…
サンデーサレンス初年度産駒にして最初のGI馬フジキセキ
無敗で朝日杯を勝ち、皐月賞前哨戦弥生賞を楽に勝ったあと屈腱炎を発症
幻の三冠馬といわれつつ早期引退。その年から種牡馬生活に入った。
現役時代を知っている世代の人間ならば
サンデーサイレンスの血を最も色濃く出たのではないかと思える馬体
後にダービージョッキーとなった主戦角田騎手が認めた存在である。

種牡馬入りしたフジキセキ。その二年目の子にダイタクリーヴァがいた
橋口厩舎がダンス以降GIを勝てない時代の管理馬である。
皐月1番人気で2着。
同年のマイルCSで2着。
重賞を5勝し種牡馬入りしている。
今でこそ言えることかも知れないがダイタクリーヴァはGI馬になれる器だった
橋口弘次郎調教師。熱狂的なジャイアンツファンといわれる。
間違いなく栗東でも5本の指に入る名調教師だが、この人の選択肢は常に狭い。
まず騎手で拘るとその人ばかり使う。まぁ悪い事では無い。
ただ勝てなかったりヘマをすると結構露骨に叩く。酷いと干したりする。
次に距離体系を意識し過ぎて馬の適正で別の距離へシフトするのが非常に遅い。
というか距離適性に気付いていない時が多い。感違い?で突き進むタイプ。

さてダイタクリーヴァがGI勝ちを目の前にして勝てなかった敗因はいくつかあるが
当時所属していた厩舎専属騎手『高橋亮』騎手に拘ったのが
まず最初のGI皐月での敗因だろう。
このレースはクビ差で武騎手のエアシャカールに負けている。
武騎手がサンデーサイレンス産駒で追い込み一手で勝ちまくっている頃である。
戦術的に仕掛けのタイミングで勝てているレースである。
まぁ別に悪い騎乗では無い。若い故に正攻法で行こうとした結果だ。
能力的には2冠馬エアシャカールとは互角、それ以上だったのではないだろうか

次戦にNHKマイルCを視野にいれるがダービー参戦
結果、距離に泣く。
ここで3歳マイル挑戦でイーグルカフェ相手なら勝ってても不思議どころでなく
普通に勝てていた可能性が高い。ダイタクさんはマイルや短距離GIと
縁が深くダービーへの拘りなんて無かったと思われ馬主の選択ミスとは言わない
橋口氏の選択ミスだろう。
ダイタクリーヴァの叔父はダイタクヘリオス。マイルでこそだろう。

そして3歳(旧齢4歳)の秋のマイルCSだ
このレースはある事で有名になる。
当日のダイタクリーヴァの騎手は高橋亮であったが
9Rで落馬負傷し急遽乗り替わりとなる。
その日、地方から乗りに来ていた安藤勝巳に乗り替わるという。
既にオグリキャップ、そしてライデンリーダーで名をあげ、
地方から中央に参戦していた安勝は類稀なる騎乗で大活躍しており、
この乗り替わりでダイタクリーヴァのオッズを一機に押し上げる事になる。

これはすなわち、馬券を買う層が高橋亮よりも安勝に期待したという事
そして高橋以外の騎手ならGIで勝てる馬だと判断したという事だ。
最終的にオッズは1番人気になる。
「これで勝てる」と誰もが思ったであろう。私もそうだった。
だが、このレースには一頭化け物がいた。
ほとんどの人がこの馬の名すら気にしないし買ってもいないだろう。
アグネスデジタルである。
後に地方、中央海外、ダート、芝と馬場不問でGIを勝つ
日本近代競馬史上稀有な存在になる馬。
これに内をすくわれる。安勝の騎乗云々、ダイタクリーヴァの能力云々ではない。
ただ一頭化け物がいたに過ぎない。単なる不運だ。

その後GIに二度挑戦し一度は一番人気になるも二度とも大敗
運が無かった。それだけの能力だっただけ、とも言える。
また橋口氏に先見の明があれば結果は違ったやも知れない…

そしてフジキセキの子として最初にダイタクリーヴァは種牡馬入りした。
GI勝ちが無かった事、そしてサンデー産駒全盛期でもあった事で
産駒は伸び悩んだ。

今回ダノンシャンティがフジキセキの後継としてスタッドインする。
種付けは来年度からになるだろうが、
今年既にスタッドインしているフジキセキ後継候補がいる。
今年の高松宮記念馬キンシャサノキセキ。
そうオーストラリア生まれのフジキセキのシャトル産駒。
気性が激しい馬でその能力ならばマイル以上でも走れたとも思うが
結果は短距離に集中した。ダノンシャンティが復活していれば
短距離馬になったとは思えないがそれも面白かったなと思う。

時代は変わるものだ。
キンシャサノキセキとダノンシャンティの子が一緒に走る時が来る。
フジキセキ後継はどっちだろう。いや両方ともだろうか
それもいいだろう。
ただ一つ気になるのは、シャンテイもキンシャサも
ダイタクリーヴァとそう変わらないと思う。
GIを勝ったかどうかの差。たったコレだけだが、これが大事。
二頭の種牡馬として活躍を期待したい。

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この記事に対するコメント

フジキセキ産駒2頭の種牡馬入り。そして、先達だったダイタクリーヴァの回顧。彼らの競馬を見てきた私は、大いに懐かしさを感じながら読ませて戴きました。
私には、サンデーサイレンスの初年度産駒たるフジキセキこそがSSの最高傑作だという観念があり、現在でも後継が残せることがその証拠だとつくづく感じさせられました。
「どうか良き後継馬が出ることを…」と、願って止みません。
また、橋口師の騎手選択眼についても同感しました。(^0^)

クライスト #- | URL | 2011/05/20 08:22 * 編集 *

まさか、こんな稚拙なコラムを読んでいただけるなんて…
ありがとうございます(ノ∀`)
サンデーの子と言えば、ディープインパクト、アグネスタキオンなどが今では有名になっちゃいましたが…やっぱフジキセキは忘れちゃダメですよね。
頑張って血を繋げて欲しいです。

御旗楯無 #- | URL | 2011/05/21 01:55 * 編集 *

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